Adventure Creator 2Dでキーボード移動に変更するときの設定

ゲーム開発 |

※メモ程度の記事です。見づらいです。

Adventure Creator (以下AC)は、これ一つで探索型アドベンチャーゲームを作成できる万能Unity Assetです。

2Dモードではデフォルトの移動方法がマウスによるポイント&クリック方式なのですが、PCゲームならキーボードのWASD移動の方が馴染み深いでしょう。

移動にはキーボード、メニューの操作などにはマウスを使う仕様にしたいので、変更したいと思います。

この記事ではACでWASD移動に変更する際に最低限やることを一まとめにしたので、ご活用ください。

やるべきこと

ざっくり分けると以下になります。

1. ACの設定画面で、移動方法や操作方法をいくつか設定します。

2. キーボードから操作できるように、Input Managerの設定も必要です。

3. プレイヤーキャラクタープレハブで、プレイヤーがHotspotを検出できる範囲を設定します。

では次から詳細な設定方法に移ります。

動作の設定

Step 1

新規プロジェクトを作る場合は上部メニューで Adventure Creator>New Game Wizard を開き、最後の確認画面で以下のように設定します。

作成済みのプロジェクトを変更する場合は、以下を参照。

AC Game Editor>Setting>Interface settings

Movement method: Direct

Input method: Mouse And Keyboard

AC Game Editor>Setting>Hotspot settings

Hotspot detection method: Player Vicinity

Hotspots in vicinity: Nearest Only

AC Game Editor>Menu>Hotspot

Appear type: On hotspot

Position: On hotspot

AC Game Editor>Menu>Interaction

Appear type: On interaction

Position: On hotspot

Xの位置をHotspotのX位置の近くにする

AC Game Editor>Cursor

Display cursor: Always

AC Game Editor>Cursor>Inventory cursor

When inventory selected: Change Cursor

Input Manager

Input Manager>

InteractionA

InventoryShow

キャラクターの設定

シーン上に仮でキャラクターのグラフィックを置く

上部メニューからAdventure Creator>Editors>Character Wizard

Playerを選択し、仮のゲームオブジェクトを選択。そのまま進めFinishすると、My new Playerという新しいオブジェクトに変換される。

それを一旦プレハブとして保存し、シーンからドロップ。

My new Player プレハブを開く。

ルートの下にキャラクターオブジェクトがあり、その子に空のオブジェクトを作り、「Hotspot Detector」と名付ける。※ルート直下には作らない

Tag: Untagged

Layer: Ignore Raycast

それに「Hotspot Detector」「Circle Collider」の2つのコンポーネントを追加。

Collider をキャラクターの周りに設定する。ここで設定した範囲に入ると、Hotspotが検出される。

ルートのインスペクターの中に、Playerという項目を見つける。

その一番下の Player settings > Hotspot detector childに、作成したHotspot Detector をセットする。

おわりに

2Dの例で説明しましたが、3Dも大体同じ設定でできるはずです。

日本でACがどれだけ使われているか分かりませんが、需要があればもっと解説記事を書きたいと思います。


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執筆者

Yulius

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