個人開発者がゲームを公開する方法は複数ありますが、今回はSteamについて話します。知れば知るほど奥が深い。
Steamの特徴といえば……
この記事ではざっくりSteamで販売するメリットについて書いてみます。
Steamの特徴として、ユーザー規模の大きさ、購買意欲の高さ、集客機能の強さがあります。
Steamの大半のゲームは有料・買い切り型で、ユーザーは最初からゲームを購入するつもりで訪れ、面白いゲームに投資することを惜しみません。
知名度が0でも、面白そうなら試しに購入するような開拓心のあるユーザーもいます。
他のストアの場合、知名度0で広告宣伝もしないと売上0というのが普通ですが、Steamでは知名度・広告宣伝0でも一定の売上が出ます。
※実際はちゃんと宣伝しましょう
Steamには強力なディスカバリー機能とコミュニティがあり、Steam内の動線から自分のゲームを見つけてもらうことができます。
例えばランキング、新作リスト、ジャンル別ページ、キュレーター、フレンドetc。と様々な方法でゲームが表示されます。
販売動線は本当に様々で、コミュニティの影響も無視できません。
当社から販売している作品でも、フレンド同士で感想を語り合う、お勧めし合う、作品をギフトで送る(多分ですが、自分が遊んで気に入った作品を他のユーザーに布教してくれている)といった行動が確認できます。しかも、それが全てSteam内の機能だけで完結します。
ローンチ直後にボーナスタイムのようなものがあり、一番露出が増えます。この間に評価が良いと、更に露出が増えるようになります。
逆に、ここでうまく流れに乗れなかったものは露出が極端に減ります。Steam外からの集客に期待するしかありません。
(個人的には潔く諦めて次回作にシフトすべきだと思います)
ウィッシュリスト数、レビュー数、コンバージョン率などが影響すると言われています。
前述した通りSteamではPC向けの買い切り型が主流です。
モバイル向けの場合は基本プレイ無料のソシャゲ・カジュアルゲーが主流です。
インディーゲームは内容からして、買い切り型との相性が良い作品が多いように思います。
約11,000円のアプリ提出料が心配な方もいるかも知れませんが、よほど変な値付けをしない限り、これを上回る利益は確保できるはずです。
有料で販売するわけですし、有名なAAAタイトルと同じ棚に並ぶ以上一定のクオリティは求められます。遠慮なく低評価も受けます。
低評価が多少あっても、評価が何も無いよりはずっと良いです。低評価でも理由がしっかり記載されていることが多いので、参考にしてクオリティアップに努めましょう。
結論: 有料販売を考えるときはぜひSteamを候補に入れよう。